令和3年度 由利組合総合病院 病院指標

  1. 年齢階級別退院患者数
  2. 診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
  3. 初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数
  4. 成人市中肺炎の重症度別患者数等
  5. 脳梗塞の患者数等
  6. 診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
  7. その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)
年齢階級別退院患者数ファイルをダウンロード
年齢区分 0~ 10~ 20~ 30~ 40~ 50~ 60~ 70~ 80~ 90~
患者数 491 113 87 186 309 496 1070 1662 1611 563
【全指標に係る集計条件について】

 この病院指標では、DPCデータから全国統一の定義と形式に基づいた指標を作成し地域の皆様に公開しております。このDPCデータから見た当院の現状をもとに、当院の地域における役割を把握し、さらなる医療の質向上に努めてまいります。なお、この指標は、厚生労働省の令和4年度「病院情報の公表」に係る病院情報の集計条件等に基づいて作成しております。
 現在公開している病院指標は、令和3年度(令和3年4月1日~令和4年3月31日)中に当院を退院された患者様のDPCデータを集計の対象としております。「DPC」とは、Diagnosis(診断)、Procedure(処置;手術、検査等)、Combination(組合せ)の略で、日本独自の診断群分類を意味し、本指標にある14桁のDPCコードは、患者様の医療情報を数値で表したものです。DPC対象となる方は一般病棟に入院された患者様です。DPC対象外となる方は、自賠責保険や労災保険、自費等の患者様です。また一般病棟に入院された後、24時間以内に死亡された患者様のデータ等も含まれておりません。
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■年齢階級別退院患者数について 
 
 令和3年度に当院の一般病棟を退院された患者様の年齢階級別患者数です。年齢は入院日時点の満年齢とし、10歳刻みの年齢階級別に集計しております。退院患者の年齢構成を見ることで、その病院の患者構成や特徴をある程度知ることができます。
 当院は、秋田県南西部の由利本荘・にかほ地域の中核病院として、幅広い年齢層の患者様にご利用いただいております。とりわけ70歳代以上の患者様が全体の約半数を占めており、高齢者の入院が多い傾向がわかります。また、少子化の中にあって新生児・乳幼児の患者様の割合も多い傾向にあり、地域における周産期医療の役割も大きく担っていることが反映された結果となりました。
診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)ファイルをダウンロード
内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
180010x0xxx0xx 敗血症(1歳以上) 手術・処置等2なし 75 22.33 19.22 2.67 76.37
040081xx99x0xx 誤嚥性肺炎 手術なし 手術・処置等2なし 73 33.25 20.57 4.11 86.12
110310xx99xxxx 腎臓又は尿路の感染症 手術なし 72 25.00 13.14 5.56 83.78
100380xxxxxxxx 体液量減少症 22 32.73 10.66 9.09 89.27
110280xx9900xx 慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 22 10.82 10.39 0.00 68.68
【診断群分類別患者数等について】

 診断群分類別患者数等では、診療科別に患者数の多い上位5つまでのDPC14桁コードを抽出し、DPC14桁コード、DPC名称、患者数、自院の平均在院日数、全国の平均在院日数、自院の転院率、自院の入院日時点での平均年齢を集計したものです。
 DPC14桁コードとは、DPCの診断群分類を決定する14桁のコードです。傷病名と手術、処置の有無の組み合わせを数値と記号で表しています。平均在院日数(全国)では、厚生労働省より公表されている、全国DPC対象病院の令和3年度DPCコード別の平均在院日数を示しています。転院率とは、当院から他の病院に転院し、入院を継続することになった患者さんの割合です。
 なお、眼科については、上位5位全ての患者数が10件未満でしたので、公表しておりません。 
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■内科

内科で最も多いのは、敗血症に関する診療でした。敗血症とは、何らかの細菌やウイルスに感染することによって全身にさまざまな影響がおよび、心臓、肺など体の重要な臓器の機能が障害(臓器不全)され重篤な状態にもなります。平均年齢が76歳となりました。
2番目は、誤嚥性肺炎に関する手術等を伴わない診療でした。平均年齢は約86歳と高齢の患者様が多い結果となりました。この場合、すでに何らかの基礎疾患を有している患者様も多く、病態が重症化しやすいため、平均在院日数は全国平均と比べて長期化する傾向にありました。
3番目は、腎臓又は尿路の感染症で、この感染症がきっかけとなり重篤な状態である敗血症に進行することがあります。
4番目は、体液量減少症(脱水症)に関する診療で平均年齢は89歳と超高齢の方、同じく4番目は、腎不全に関する診療で、平均年齢は68歳となりました。
内科において平均在院日数が、全国よりも長い傾向となっている症例では、急性期治療後の患者様の生活調整をする方が多いことが理由の一つとして考えられます。
消化器内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
060100xx01xxxx 小腸大腸の良性疾患(良性腫瘍を含む。) 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術 70 3.16 2.65 0.00 69.49
060340xx03x00x 胆管(肝内外)結石、胆管炎 限局性腹腔膿瘍手術等 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 50 9.96 9.21 0.00 77.08
060020xx04xxxx 胃の悪性腫瘍 内視鏡的胃、十二指腸ポリープ・粘膜切除術 42 8.29 7.96 0.00 76.64
060340xx99x0xx 胆管(肝内外)結石、胆管炎 手術なし 手術・処置等2なし 39 18.23 9.62 2.56 81.15
060335xx99x00x 胆嚢炎等 手術なし 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 28 15.57 10.94 0.00 75.39
消化器内科で最も多いのは、腫瘍やポリープなどに関する手術を伴う診療で、内視鏡下での腫瘍切除術やポリープ切除術の治療が多く行われています。
2番目は、胆管結石や胆管炎に関する手術を行う診療で、内視鏡的ステント留置術などを行う診療でした。
3番目は、胃がんに関する診療で、外来で予定を立ててから入院し、入院2日目に内視鏡を用いた粘膜下層剥離術(ESD)を行い腫瘍を採取します。採取された腫瘍組織は、病理組織検査が行われ、がんであるか診断します。
4番目は、胆管結石や胆管炎に関する手術を行わず投薬での治療を行う診療、5番目は、胆のう炎に関する治療を行う診療でした。
循環器内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
050050xx0200xx 狭心症、慢性虚血性心疾患 経皮的冠動脈形成術等 手術・処置等1なし、1,2あり 手術・処置等2なし 86 3.87 4.36 1.16 69.19
050130xx9900xx 心不全 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 84 23.93 17.35 3.57 87.10
050050xx9920xx 狭心症、慢性虚血性心疾患 手術なし 手術・処置等12あり 手術・処置等2なし 56 2.64 3.27 0.00 72.29
050050xx9910xx 狭心症、慢性虚血性心疾患 手術なし 手術・処置等11あり 手術・処置等2なし 41 2.37 3.06 0.00 70.22
040081xx99x0xx 誤嚥性肺炎 手術なし 手術・処置等2なし 38 22.76 20.57 10.53 87.87
循環器内科で最も多いのは、虚血性心疾患に対して冠動脈形成術を伴う診療でした。狭窄・閉塞した病変部にカテーテルを通し治療を行います。2泊3日の入院で治療が行われる症例が多くありますが、緊急で行うケースもあり患者様の状態に応じた診療を行っております。
2番目は、心不全に対する診療でした。平均年齢は約87歳と高齢であり、もともとの心機能が低下している方も多く重症化しやすいため、平均在院日数も全国平均と比べて長期化する傾向にありました。
3番目と4番目は、狭心症や陳旧性心筋梗塞などの虚血性心疾患に対する心臓カテーテル検査です。この検査では、カテーテルという細い管を手首や足の血管から心臓の血管まで通して、血管の状態等を確認する冠動脈造影が多く行われています。1泊2日から2泊3日の入院が多く平均在院日数も短い傾向でした。
5番目は、誤嚥性肺炎に関する手術等を伴わない診療でした。平均年齢は約87歳と高齢の患者様が多い結果となりました。
小児科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
040090xxxxxx0x 急性気管支炎、急性細気管支炎、下気道感染症(その他) 定義副傷病なし 126 5.62 5.83 0.00 1.38
030270xxxxxxxx 上気道炎 40 5.30 4.78 0.00 0.95
060380xxxxx00x ウイルス性腸炎 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 36 4.61 5.53 0.00 5.86
150040xxxxx0xx 熱性けいれん 手術・処置等2なし 28 4.93 3.83 0.00 1.11
040100xxxxx00x 喘息 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 26 5.27 6.24 0.00 3.27
当院の小児科では、由利本荘・にかほ地域の小児入院施設として多くの症例を扱っています。
なかでも最も多いのは、急性気管支炎に関する診療でした。平均年齢は約1歳となっており、乳幼児が大多数を占めています。
2番目は、急性上気道炎で、これも半数以上は乳幼児となっています。
3番目以降は、感染性胃腸炎、ロタウイルス性胃腸炎、アデノウイルス性胃腸炎などの胃腸炎、熱性けいれんに関する診療、気管支喘息、小児喘息など喘息の治療と続いております。
外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
040040xx9910xx 肺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1あり 手術・処置等2なし 48 2.75 3.30 0.00 73.13
060210xx99000x ヘルニアの記載のない腸閉塞 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 44 10.48 9.00 2.27 72.89
040040xx99040x 肺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等24あり 定義副傷病なし 40 6.43 9.07 0.00 77.30
060160x001xxxx 鼠径ヘルニア(15歳以上) ヘルニア手術 鼠径ヘルニア等 36 6.61 4.74 0.00 70.61
040040xx97x00x 肺の悪性腫瘍 手術あり 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 31 11.68 10.47 0.00 69.74
外科で最も多いのは、肺の悪性腫瘍を診断するための気管支内視鏡検査でした。計画的に行われる検査入院が多く含まれるため平均在院日数は約2日程度と短くなっています。
2番目は、腸閉塞に関する手術を伴わない診療で、薬物療法による診療でした。
3番目は、肺の悪性腫瘍に関する手術を伴わない診療で、化学療法や放射線療法、点滴注射や酸素吸、血液検査や画像診断検査、呼吸リハビリテーションなど、患者様の病状に合わせた診療が行われていました。
4番目は、15歳以上の鼠径ヘルニアに関する手術を伴う診療、5番目は、肺の悪性腫瘍の部分切除術等を伴う診療でした。
なお、これら上位5位まで集計された患者数を合計しても外科全体の2割程度に過ぎません。それは、消化器系のがん、肺がん、乳がん、消化器系の疾患、胸腹部の外傷など多岐にわたる症例を扱っているためです。
整形外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
160800xx01xxxx 股関節・大腿近位の骨折 人工骨頭挿入術 肩、股等 89 43.07 25.32 14.61 82.51
160690xx99xxxx 胸椎、腰椎以下骨折損傷(胸・腰髄損傷を含む。) 手術なし 37 33.41 19.34 5.41 82.65
160760xx97xx0x 前腕の骨折 手術あり 定義副傷病なし 36 6.64 4.99 0.00 62.67
070230xx01xxxx 膝関節症(変形性を含む。) 人工関節再置換術等 28 33.46 23.02 3.57 73.75
160850xx01xxxx 足関節・足部の骨折・脱臼 骨折観血的手術 鎖骨、膝蓋骨、手(舟状骨を除く。)、足、指(手、足)その他等 23 29.78 18.36 4.35 61.43
整形外科で最も多いのは、大腿骨骨折に対して人工骨頭挿入術を行う診療でした。特に高齢者は寝たきりの原因になることもあります。
2番目は、胸椎・腰椎の骨折損傷に関する手術を伴わない診療で、主に運動機能の改善・維持・低下防止のためのリハビリテーションを行っています。
3番目は、前腕の骨折に関する骨接合術を伴う診療でした。平均年齢は約62歳となっていますが、50歳代から60歳代を中心とした、10歳未満から80歳代までの幅広い年代で構成されていました。
4番目は、膝関節症(変形性を含む。) 人工関節再置換術等を行う診療、5番目は、足関節、足部の骨折に対して骨折観血的手術を行う診療でした。
最も多い大腿骨骨折と2番目の胸椎腰椎圧迫骨折の症例は、平均年齢が80歳代前半となっており、転倒しやすい高齢者や骨粗鬆症の方に多い傾向にありました。また、これらの症例において、当院における平均在院日数が、全国よりも長い傾向となっているのは、急性期治療後のリハビリテーションや退院後の生活を調整することが理由の一つとして考えられます。
脳神経外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
010060x2990401 脳梗塞(脳卒中発症3日目以内、かつ、JCS10未満) 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等24あり 定義副傷病なし発症前Rankin Scale 0、1又は2 56 29.93 15.63 7.14 72.91
010030xx9910xx 未破裂脳動脈瘤 手術なし 手術・処置等1あり 手術・処置等2なし 42 4.90 2.99 0.00 64.67
010040x099000x 非外傷性頭蓋内血腫(非外傷性硬膜下血腫以外)(JCS10未満) 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 35 30.40 18.90 14.29 70.66
010230xx99x00x てんかん 手術なし 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 33 10.33 7.22 3.03 60.58
010070xx9910xx 脳血管障害 手術なし 手術・処置等1あり 手術・処置等2なし 23 2.96 3.22 0.00 70.87
当院の脳神経外科では、脳卒中に関する症例を多く扱っております。最も多いのは、脳梗塞に関する症例です。DPCにおける脳梗塞では、重症度に応じてDPCコードが細かく変動します。上の表では特に、①発症から3日目以内、②入院時の意識障害の程度がJCS10未満、③発症前Rankin Scale(※1)が0から2、④手術、特定の処置等を伴わない、⑤特定の副傷病を伴わない、⑥脳保護剤(エダラボン)の使用がある、といった条件に合致した症例が多く集計された結果となりました。上記の表には載っておりませんが、その他にも患者様の症状に応じてt-PAによる急性期血栓溶解療法や脳血管内手術などの治療も扱っております。
2番目は、破裂していない脳動脈瘤に対して血管内造影検査を行っている症例でした。この検査では、足の血管から頸動脈までカテーテルと呼ばれる細い管を通し、造影剤を用いて血管の状態や血液の流れを調べます。血管内造影検査を行っている症例でした。
3番目に多いのは、頭蓋内損傷で手術を伴わないものに関する診療でした。
4番目は、てんかんに関する診療、5番目は、脳血管障害で、血管内造影検査を行っている症例でした。
(※1)脳卒中患者の機能自立度を評価するための指標。発症前おおむね1週間のADL(日常生活動作)より決定。
心臓血管外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
050210xx97000x 徐脈性不整脈 手術あり 手術・処置等1なし、1,3あり 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 41 9.63 10.24 0.00 80.88
050130xx9900xx 心不全 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし - - 17.35 - -
050161xx9900xx 解離性大動脈瘤 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし - - 16.85 - -
050180xx02xxxx 静脈・リンパ管疾患 下肢静脈瘤手術等 - - 2.75 - -
040081xx99x0xx 誤嚥性肺炎 手術なし 手術・処置等2なし - - 20.57 - -
心臓血管外科で最も多いのは、洞不全症候群、完全房室ブロックなどに対しペースメーカー移植術、ペースメーカー交換術を行った症例でした。当院の循環器内科と連携し、患者様の状況に応じた治療を行っています。
2番目は、心不全に関する手術を伴わない診療でした。、3番目は、診療解離性大動脈瘤に関する手術を伴わない診療でした。
4番目は下肢静脈瘤に関する手術を伴う診療、5番目は誤嚥性肺炎に関する診療でした。
なお、2番目以降の症例につきましては、患者数が10件に満たなかったため数値の表示は差し控えています。
産婦人科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
12002xxx99x40x 子宮頸・体部の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等24あり 定義副傷病なし 135 2.96 4.34 0.00 67.54
120010xx99x40x 卵巣・子宮附属器の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等24あり 定義副傷病なし 78 2.45 4.87 0.00 68.31
140010x199x0xx 妊娠期間短縮、低出産体重に関連する障害(出生時体重2500g以上) 手術なし 手術・処置等2なし 72 6.76 6.13 0.00 0.00
120010xx99x50x 卵巣・子宮附属器の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等25あり 定義副傷病なし 41 4.71 4.23 0.00 67.39
12002xxx99x41x 子宮頸・体部の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等24あり 定義副傷病あり 34 4.21 8.21 0.00 65.03
産婦人科で最も多いのは、子宮頸がんや子宮体がんの手術を伴わない診療で、計画的な化学療法目的の診療でした。短い在院日数で入院退院を繰り返し行います。
2番目は、卵巣がんや卵管がんの手術を伴わない診療で、子宮頸がんや子宮体癌と同じ化学療法目的の診療でした。
3番目は、新生児の低体重での出生や前期破水等により影響を受けた後の経過観察を行う診療でした。
4番目は、卵巣がんや卵管がんの手術を伴わない診療で、計画的な化学療法目的の診療でした。2番目の化学療法で使用した薬剤とは異なる薬剤での化学療法になります。
5番目は、子宮頸がんや子宮体がんで化学療法を行うことにより白血球が減少する症例でした。化学療法をはじめとするがん治療により白血球が減少すると、病原菌に対する抵抗力が弱まるため、身体のあらゆるところに感染症を引き起こしやすくなります。
耳鼻咽喉科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
030390xx99xxxx 顔面神経障害 手術なし 16 12.38 9.01 0.00 61.44
030400xx99xxxx 前庭機能障害 手術なし 14 6.43 4.92 0.00 67.79
030150xx97xxxx 耳・鼻・口腔・咽頭・大唾液腺の腫瘍 手術あり - - 7.03 - -
030230xxxxxxxx 扁桃、アデノイドの慢性疾患 - - 7.84 - -
030240xx01xxxx 扁桃周囲膿瘍、急性扁桃炎、急性咽頭喉頭炎 扁桃周囲膿瘍切開術等 - - 8.50 - -
耳鼻咽喉科で最も多いのは、顔面神経麻痺に関する手術を伴わない薬物療法による診療でした。
2番目は、前庭機能障害(めまい)に関する手術を伴わない診療でした。めまいとなる病気を特定する検査や薬物療法を行います。
3番目は、咽頭・喉頭がんや頸部リンパ節転移などの頭頸部悪性腫瘍に対して腫瘍切除術を伴う診療、
4番目は、扁桃肥大・慢性扁桃炎に対する診療で、そのほとんどが口蓋扁桃手術を行っています。なお、平均年齢は27歳となっていますが、その内訳は20歳代を中心とした、10歳未満から60歳代までの幅広い年代の患者様で構成されていました。5番目は、扁桃周囲膿瘍に対する診療で膿瘍切開術を伴う診療でした。
なお、3番目と4番目と5番目の症例につきましては、患者数が10件に満たなかったため数値の表示は差し控えています。
泌尿器科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
110310xx99xxxx 腎臓又は尿路の感染症 手術なし 84 16.79 13.14 1.19 80.32
110070xx03x0xx 膀胱腫瘍 膀胱悪性腫瘍手術 経尿道的手術 手術・処置等2なし 80 7.13 7.02 0.00 73.96
110080xx991xxx 前立腺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1あり 75 3.27 2.50 0.00 70.60
11012xxx020x0x 上部尿路疾患 経尿道的尿路結石除去術 手術・処置等1なし 定義副傷病なし 63 6.02 5.56 0.00 62.33
11012xxx97xx0x 上部尿路疾患 その他の手術あり 定義副傷病なし 41 35.23 7.16 0.00 62.51
泌尿器科で最も多いのは、腎臓又は尿路の感染症で手術を伴わない診療でした。この感染症がきっかけとなり重篤な状態である敗血症に進行することがあります。
2番目は、膀胱がんに対し経尿道的膀胱腫瘍切除術などを伴う診療でした。
3番目は、前立腺の悪性腫瘍を診断するための針生検目的の入院でした。計画的に行われる検査入院が多く含まれるため平均在院日数は約3日程度と短くなっています。
4番目は、腎結石・尿管結石に対して経尿道的尿路結石除去術を伴う診療でした。5番目は、腎結石・尿管結石の狭窄に対して経尿道的尿管ステント留置術などを伴う診療でした。
初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数ファイルをダウンロード
初発 再発 病期分類
基準(※)
版数
Stage I Stage II Stage III Stage IV 不明
胃癌 42 - 10 15 10 10 1 8
大腸癌 15 19 32 44 18 39 1 8
乳癌 14 19 - - - - 1 8
肺癌 27 - 54 62 44 43 1 7.8
肝癌 - - - - - - 1 8
※ 1:UICC TNM分類,2:癌取扱い規約
 日本で現在、最も罹患数の多い5つのがん(胃がん、大腸がん、乳がん、肺がん、肝がん)の患者数を、病期ステージごとに集計したものです。なお、再発がんは症例数のみを別に集計しております。
 集計対象は、令和3年度中に当院の一般病棟に入院し退院された患者様です。同一の患者様が集計期間内に入退院を繰り返した場合は、それぞれの入退院を1件として集計しております。症例数が10件に満たないものは、個人情報保護の観点から表示していません。また、本集計では、DPCの最も医療資源を投入した傷病名が、胃がん、大腸がん、乳がん、肺がん、肝がんに該当した症例を集計対象としています。がん病期分類はDPC様式1データのTNM分類から出力しています。
 初発の病期分類はUICC TNM分類第7版、8版に基づいたものです。UICC病期分類とは、国際対がん連合(UICC)によって定められた分類で、[ 1.原発巣の大きさと進展度(T)、2.所属リンパ節への転移状況(N)、3.遠隔転移の有無(M)]の3つの要素によって各がんを0期~Ⅳ期の病期(Stage:ステージ)に分類し、がんが、どれくらい進行しているのかを判定します。StageIが早期であり、StageIVが最も進行していることになります。本指標では治療前に得られた情報から分類しております。
 
 当院は、由利本荘・にかほ医療圏においての地域がん診療病院であり、幅広くがん診療を取り扱っております。この集計でみると胃がん・大腸がん・乳がん・肺がんに対する診療が多い傾向がわかります。
 胃がんは早期であるStageⅠの患者さんの割合が高くなっています。当院では内視鏡診断を多く扱っており、早期のがんが発見された場合は、状況に応じて内視鏡による粘膜切除術を行うなどしています。また、乳がんでは進行したがんが少なく集計される傾向にありました。当院では、外来で乳腺専門のクリニックを定期的に設けており、がんの早期発見に努めております。
 肺がんでは他のがんと比べて、ステージ不明の割合が大きくなっています。これは、治療前の検査目的で短期入院に該当する患者様が多いためです。令和3年度中は、気管支鏡による検査が多く行われておりました。この場合、検査結果が出る前に退院される方が大半で、入院中にステージ判定に至りません。したがって、不明として集計される症例が多い傾向にあります。
成人市中肺炎の重症度別患者数等ファイルをダウンロード
患者数 平均
在院日数
平均年齢
軽症 - - -
中等症 68 20.47 76.78
重症 - - -
超重症 - - -
不明 - - -
 成人の市中肺炎について重症度別に当院の患者数、平均在院日数、入院日時点での平均年齢を集計したものです。
 集計対象は、令和3年度中に当院の一般病棟に入院し退院された18歳以上の患者様です。同一の患者様が集計期間内に入退院を繰り返した場合は、それぞれの入退院を1件として集計しております。症例数が10件に満たないものは、個人情報保護の観点から表示しておりません。 また、本集計では、DPCの「入院のきっかけとなった病名」および「最も医療資源を投入した病名」がICD10のJ13、J14、J15$、J16$、J17$、J18$に該当した症例であり、かつ、「市中肺炎」である症例を集計対象としています。
 ICD10とは、「疾病及び関連保健問題の国際統計分類:ICD-10(2013年版)準拠」のことで、世界保健機関(WHO)が作成した国際疾病分類です。国や保健所での死因統計、疾病統計などで利用されています。DPCでは、傷病名はこの疾病分類により決まったコードが付与され、グループごとに分類されています。

 肺炎は、ウイルスや細菌などが感染し、それが原因で肺実質に急性の炎症を起こす病気で、厚生労働省が発表している2017年の統計では、肺炎は日本人の死因第5位となっています。また、発症場所により「市中肺炎」、「院内肺炎」、「医療ケア関連肺炎」に分類することができます。
 市中肺炎とは、病院や介護施設に関わりのない場所で発症した肺炎です。そのため、病院内で発症した肺炎、肺結核、誤嚥性肺炎、老人施設・長期療養施設で発症した肺炎等は、この中には含まれていません。
 重症度は、「市中肺炎ガイドライン」で採用されている「A-DROPスコア」という重症度分類によるものです。「A-DROPスコア」では、[ 1.Age(年齢):男性70歳以上、女性75歳以上、2.Dehydration(脱水):BUN 21mg/dL以上または脱水あり、3.Respiration(呼吸):酸素飽和度 90%以下、4.Orientation(見当識):意識障害、5.Pressure(血圧):収縮期血圧 90mmHg以下 ]の五つの指標を使用しています。入院時の状態に該当する項目の合計数をスコアとし、軽症[0点]、中等症[1~2点]、重症[3点]、超重症[4~5点、もしくは、4点以下でも意識障害(ショック)がある場合]の4段階に分けて集計を行っています。

 当院は中等症の肺炎に対する診療が多い傾向にあり、全体の約85%を占めていました。また、中等症以上の患者様の平均年齢は70歳代後半から80歳代となっており、高齢になるほど肺炎にかかりやすく、重症化しやすいという傾向がうかがえました。  
脳梗塞の患者数等ファイルをダウンロード
発症日から 患者数 平均在院日数 平均年齢 転院率
3日以内 237 37.75 77.71 15.42
その他 - - - -
 脳梗塞の症例について、当院の患者数、平均在院日数、入院日時点での平均年齢、転院率を集計したものです。集計対象は、令和3年度中に当院の一般病棟に入院し退院された患者様です。同一の患者様が集計期間内に入退院を繰り返した場合は、それぞれの入退院を1件として集計しております。
 また、本集計では、DPCの最も医療資源を投入した傷病名が、ICD10のI63$に該当した症例のみを集計対象としております。ICD10とは、「疾病及び関連保健問題の国際統計分類:ICD-10(2013年版)準拠」のことで、世界保健機関(WHO)が作成した国際疾病分類です。国や保健所での死因統計、疾病統計などで利用されています。DPCでは、傷病名はこの疾病分類により決まったコードが付与され、グループごとに分類されています。
 「発症日から」の項目は、患者様が発症後何日以内に来院したかを示す項目です。具体的には、患者数を「3日以内(脳卒中の発症から3日以内に来院)」、「その他(発症日4日目以降に来院、もしくは無症候性)」に分けております。
 転院率とは、該当する症例のうちで、当院から他の病院に転院し、入院を継続することになった患者様の割合です。

 脳梗塞は、脳血管疾患の中でも多い疾患で、脳血流障害により障害された箇所の脳細胞が死んでしまう病気です。脳梗塞(ICD-10:I63$)に分類される傷病は、「アテローム血栓性脳梗塞、心原性脳梗塞、ラクナ梗塞」などの脳梗塞です。当院は脳梗塞に対して診療する患者数が特に多くなっております。また、平均在院日数は、他の傷病より長い傾向にありました。急性期医療を終えた後は、患者様の状況に応じて地域包括ケア病棟でのリハビリテーションに力を入れていることが主な理由の一つとして挙げられます。
診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)ファイルをダウンロード
消化器内科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K688 内視鏡的胆道ステント留置術 85 1.94 10.72 2.35 77.33
K7211 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術 長径2センチメートル未満 65 1.52 1.63 0.00 68.65
K6532 内視鏡的胃、十二指腸ポリープ・粘膜切除術 早期悪性腫瘍胃粘膜下層剥離術 37 1.41 6.08 0.00 76.68
K654 内視鏡的消化管止血術 27 0.33 9.70 0.00 70.07
K6872 内視鏡的乳頭切開術 胆道砕石術を伴うもの 24 4.79 8.04 0.00 74.79
【診療科別主要手術別患者数等について】

 診療科別主要手術別患者数等では、診療科別に手術件数の多い上位5つまでの術式を抽出し、当院の患者数、平均術前日数、平均術後日数、転院率、入院日時点での平均年齢を集計したものです。手術は、入院中に行った手術の中で主たるもの一つのみをカウントしています。
 Kコードとは、診療報酬点数表での手術名のコードです。今回の集計では、輸血関連(K920$)、創傷処理、皮膚切開術、非観血的整復術、徒手整復術、軽微な手術、およびすべての加算は、集計対象から除外されております。平均術前日数は、入院日から手術日までの平均日数で、手術日当日は含まれておりません。平均術後日数は手術日から退院日までの平均日数で、手術日当日は含まれておりません。転院率とは、当院から他の病院に転院し、入院を継続することになった患者様の割合です。
 なお、内科、小児科、眼科、耳鼻科については、手術名称上位5位全ての患者数が10未満のため集計条件に該当しないため公表しておりません。
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■消化器内科 

消化器内科で最も多い手術は、内視鏡的胆道ステント留置術や内視鏡的乳頭切開術で、胆管がんや胆管結石に対して行われます。
2番目は、内視鏡下で切除術を行う内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術で、大腸ポリープや早期の大腸がんに対して行われます。
3番目は、内視鏡下で切除術を行う内視鏡的胃ポリープ・粘膜切除術(早期悪性腫瘍粘膜下層)で、早期の胃がんに対して行われます。
4番目は、潰瘍などによる消化管出血に対して行われる内視鏡的消化管止血術でした。
5番目は、内視鏡的内視鏡的乳頭切開術で、胆管がんや胆管結石に対して行われます。
循環器内科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K5493 経皮的冠動脈ステント留置術 その他のもの 62 2.81 4.97 0.00 69.08
K5491 経皮的冠動脈ステント留置術 急性心筋梗塞に対するもの 30 0.00 17.30 3.33 71.07
K5463 経皮的冠動脈形成術 その他のもの 23 0.35 2.83 4.35 69.78
K616 四肢の血管拡張術・血栓除去術 23 0.74 4.74 0.00 74.87
K5492 経皮的冠動脈ステント留置術 不安定狭心症に対するもの 16 0.19 11.25 0.00 68.31
循環器内科で最も多い手術は、経皮的冠動脈ステント留置術で、慢性虚血性心疾患などに対して行われます。
2番目は、経皮的冠動脈ステント留置術で、緊急手術を要する急性心筋梗塞に対して行われ、平均術前日数は短く、術後日数は長くなる傾向にあります。
3番目は、経皮的冠動脈形成術で、慢性虚血性心疾患や狭心症に対して行われます。
4番目は、四肢の血管拡張術・血栓除去術で、下肢の閉塞性動脈硬化症に対して行われます。
5番目は、経皮的冠動脈ステント留置術で、狭心症に対して行われます。
5番目までの全ての治療は、腕や足の血管からカテーテルと呼ばれる細い管を通して、狭窄・閉塞した病変部に対し治療を行います。また、平均術前・術後在院日数では、ほとんどが外来で予定を立ててから入院治療が行われる症例が多いため短い傾向にあります。
外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K6335 ヘルニア手術 鼠径ヘルニア 41 1.76 3.83 0.00 64.54
K6113 抗悪性腫瘍剤動脈、静脈又は腹腔内持続注入用植込型カテーテル設置 頭頸部その他に設置した場合 23 4.26 12.26 0.00 69.91
K7193 結腸切除術 全切除、亜全切除又は悪性腫瘍手術 20 4.85 18.50 0.00 71.65
K672-2 腹腔鏡下胆嚢摘出術 17 1.24 5.65 0.00 61.24
K514-23 胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術 肺葉切除又は1肺葉を超えるもの 15 2.74 7.67 0.00 69.13
外科で最も多い手術は、鼠径ヘルニア手術です。この手術を行う症例では、事前に外来で手術予定を立てて治療するため入院期間も短い傾向にあります。
2番目は、抗悪性腫瘍剤動脈、静脈又は腹腔内持続注入用植込型カテーテル設置で、悪性腫瘍に対し抗悪性腫瘍剤を注入するための植込型のカテーテルを設置する手術です。
3番目は、開腹での結腸の悪性腫瘍を切除する手術、4番目は、腹腔鏡下(ラパロ)手術で、お腹に、0.5~1cm径のビデオカメラを挿入し、TV画面を見ながら細長い手術器具を挿入して行います。ビデオカメラ、手術器具は、小さな切開孔より挿入されます。5番目は、胸腔鏡下での手術で、肺の悪性腫瘍を切除する手術です。こちらも傷が小さく痛みはもちろん体への負担も軽減されるため、早期の食事開始や早期の退院が期待できます。
外科においては、これら上位5位までに集計された手術を含め約70数種類と他の診療科より多くの種類の手術を実施しております。
整形外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K0461 骨折観血的手術 肩甲骨、上腕、大腿 86 4.65 34.33 12.79 79.14
K0462 骨折観血的手術 前腕、下腿、手舟状骨 61 3.15 19.08 1.64 64.72
K0821 人工関節置換術 肩、股、膝 43 2.44 30.88 2.33 73.28
K0811 人工骨頭挿入術 肩、股 29 8.52 38.76 6.90 83.00
K1426 脊椎固定術、椎弓切除術、椎弓形成術(多椎間又は多椎弓の場合を含む) 椎弓形成 18 1.94 23.50 0.00 72.67
整形外科で最も多い手術は、骨折観血的手術(肩甲骨,上腕,大腿)でした。そのなかで、約8割は大腿骨への手術で平均年齢は約79歳と高くなっており、高齢の方に多い骨折部位であることがうかがえます。平均術後日数が長めの傾向にありますが、当院はリハビリテーション科を有し、患者様の状況に合わせ術後リハビリテーションにも取り組んでいるためです。
2番目は、前腕や下腿の骨折に対する手術でした。平均年齢は約64歳ですが、10歳代から90歳代まで幅広い年代で構成されていました。
3番目は、人工関節置換術(肩,股,膝)で変形した関節への手術でした。
4番目は、人工骨頭挿入術(肩,股)で、全て大腿骨頚部骨折への人工骨頭置換術でした。
5番目は、脊椎固定術、椎弓切除術、椎弓形成術(多椎間又は多椎弓の場合を含む) 椎弓形成術で脊柱管狭窄症に対しての手術でした。
なお、手術名称のカッコ内に部位が表記していますが、その部位のいずれか1カ所に対して手術を行った場合に1件として集計しています。 
脳神経外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K178-4 経皮的脳血栓回収術 31 0.03 51.00 35.48 77.42
K1781 脳血管内手術 1箇所 19 2.21 30.68 10.53 65.47
K1771 脳動脈瘤頸部クリッピング 1箇所 17 3.29 34.18 5.88 68.82
K164-2 慢性硬膜下血腫穿孔洗浄術 13 0.23 16.00 15.38 75.38
K609-2 経皮的頸動脈ステント留置術 - - - - -
脳神経外科で最も多いのは、経皮的脳血栓回収術で脳梗塞に対して行われます。主に足の付け根から血管の中にカテーテルを挿入して、詰まっている血栓を回収除去したりすることで再び脳血流を開通させることを目的とします。閉塞血管を再開通させることで、症状の劇的な改善が得られるため、脳梗塞の範囲を最小限に食い止めることで後遺障害の軽症化も期待できます。
2番目と3番目は、脳血管内手術でくも膜下出血や未破裂脳動脈瘤に対して行われる脳血管内手術でした。コイルやクリップを使用し出血や破裂を防ぐ手術でした。。
4番目は、慢性硬膜下血腫穿孔洗浄術で、頭蓋骨に小さな穴を開け、その下にある硬膜を切開して血腫を吸い出して血腫腔の中をきれいに洗います。頭蓋内腫瘍摘出術、くも膜下出血や未破裂脳動脈瘤に対して行われる脳血管内手術でした。
5番目は、経皮的頸動脈ステント留置術で、内頚動脈にステントを入れる手術です。なお、症例数が10件に満たなかった手術に関しては、数値の表示を差し控えています。
心臓血管外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K597-2 ペースメーカー交換術 33 2.76 7.52 3.03 81.70
K5972 ペースメーカー移植術 経静脈電極の場合 10 3.70 11.70 0.00 76.90
K6173 下肢静脈瘤手術 高位結紮術 - - - - -
K5493 経皮的冠動脈ステント留置術 その他のもの - - - - -
K607-2 血管縫合術(簡単なもの) - - - - -
心臓血管外科で最も多い手術は、電池の消耗したペースメーカー本体を交換するもので、洞不全症候群や房室ブロックに対し行われます。
2番目は、新規にペースメーカー移植術(経静脈電極)を行うもので、正常な興奮信号がつくられなくなる洞不全症候群や房室伝導障害である房室ブロックに対し行われます。
3番目以降は、下肢静脈瘤手術 高位結紮術、経皮的冠動脈ステント留置術、血管縫合術でした。
なお、症例数が10件に満たなかった手術に関しては、数値の表示を差し控えています。
産婦人科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K861 子宮内膜掻爬術 34 0.12 1.35 0.00 59.15
K8882 子宮附属器腫瘍摘出術(両側) 腹腔鏡によるもの 24 1.08 3.46 0.00 46.71
K877-2 腹腔鏡下腟式子宮全摘術 17 1.12 4.12 0.00 49.71
K867 子宮頸部(腟部)切除術 15 1.33 1.73 0.00 43.33
K877 子宮全摘術 15 2.27 8.47 0.00 50.20
産婦人科で最も多い手術は、子宮内膜掻爬(そうは)術でした。掻爬術とは専用の器具で子宮内膜の組織を削り取るもので、当院では、子宮内膜増殖症や子宮体がんの病理学的診断をする場合や、産後の胎盤遺残などに対して行われております。
2番目は、子宮附属器腫瘍摘出術(両側) 腹腔鏡によるもので、卵巣の腫瘍に対して行った手術でした。
3番目は、腹腔鏡下腟式子宮全摘術で、子宮筋腫などに対して行った手術で腹腔鏡下で行うため、傷が小さく痛みはもちろん体への負担も軽減されるため、早期の食事開始や早期の退院が期待できます。
4番目は、子宮頸がんに対する子宮頸部切除術(子頸部を円錐状に切除し子宮頸がんかどうか診断しながらも同時に治療も行う手術法)でした。
5番目は、子宮全摘術で主に子宮がんや子宮筋腫の治療手段のひとつとして手術による加療が選択された場合に行われることの多い手術です。
泌尿器科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K8036イ 膀胱悪性腫瘍手術 経尿道的手術 電解質溶液利用のもの 83 1.65 5.29 0.00 74.08
K783-2 経尿道的尿管ステント留置術 57 1.93 3.56 1.75 65.37
K7811 経尿道的尿路結石除去術 レーザーによるもの 56 3.23 5.48 1.79 63.46
K6121イ 末梢動静脈瘻造設術 内シャント造設術 単純なもの 33 9.24 16.91 6.06 68.70
K8411 経尿道的前立腺手術 電解質溶液利用のもの 21 2.52 8.19 0.00 78.05
泌尿器科で最も多い手術は、経尿道的に行う膀胱悪性腫瘍手術でした。これは表在性の膀胱がんに対する治療のひとつで、患者様の状況に応じて選択されています。尿道から内視鏡を挿入し、がんを切除するので、開腹手術とは異なり比較的、肉体的に負担の少ない治療とされています。
2番目は、尿管ステント留置術で、腎結石や尿管結石で尿の通り道である尿管が閉塞しないようステントを留置することで、狭窄に伴う腰背部痛や閉塞性の尿路感染、腎機能低下などを改善することができます。
3番目は、経尿道的尿路結石除去術(レーザー)で尿管鏡を尿管や腎まで挿入し、直接結石を確認しながら、レーザーを用いて破砕します。
4番目は、腎臓のはたらきが悪くなり血液透析という医療的な補助が必要になったときに行われます末梢動静脈瘻造設術(内シャント造設術)、5番目は、前立腺肥大症に対して行った手術で、経尿道的前立腺手術でした。
その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)ファイルをダウンロード
DPC 傷病名 入院契機 症例数 発生率
130100 播種性血管内凝固症候群 同一 - -
異なる 27 0.41
180010 敗血症 同一 98 1.49
異なる 52 0.79
180035 その他の真菌感染症 同一 - -
異なる - -
180040 手術・処置等の合併症 同一 10 0.15
異なる - -
 播種性血管内凝固症候群、敗血症、その他の真菌症、手術・処置等の合併症の症例数をDPCの入院のきっかけとなった傷病名(以下、入院契機)と同一であるか、異なるかを区別して集計したものです。
 集計対象は、令和3年度中に当院の一般病棟に入院(もしくは入棟)し、一般病棟から退院(もしくは退棟)された患者様です。同一の患者様が集計期間内に入退院(入退棟)を繰り返した場合は、それぞれの入退院(入退棟)を1件として集計しております。症例数が10件に満たないものは、個人情報保護の観点から表示していません。また、本集計では、DPCの最も医療資源を投入した傷病名が、播種性血管内凝固症候群(DPCコード:130100)、敗血症(DPCコード:180010)、その他真菌症(DPCコード:180035)、手術・術後の合併症(DPCコード:180040)に該当した症例を集計対象としています。
 入院契機とは、DPCコードで分類されたDPC病名とは別につけられている、入院のきっかけとなった傷病名のことです。DPC病名と入院契機病名が「同一」の場合は、入院のきっかけとなった傷病名の診療を中心に行ったということを表します。「異なる」場合は、入院のきっかけとなった傷病名の診療目的で入院していますが、入院経過中に入院契機病名とは別に、その患者様がもともと持ち合わせていた疾患や入院中に発症した疾患に対する診療を中心に行ったということを表します。ここでは入院の途中から、播種性血管内凝固症候群、敗血症、その他の真菌症、手術・処置などの合併症に対する診療が中心になされたことを表しています。
 発生率とは、当院の全退院患者数に対して、各症例数(同一性の有無を区別したもの)が何割占めるかを示しています。
 医療の質の改善に資するため、臨床上ゼロにはなりえないものの少しでも改善すべきものとして発生率を集計しております。これらは重篤な原疾患の合併症として発症する例が多く、多様な患者様を診察していく過程上、完全に無くすことは非常に難しいことではありますが、今後も可能な限り改善するべく努めてまいります。
 敗血症とは感染によって全身性炎症性反応が引き起こされた重篤な病態を指すとされています。全身性炎症反応症候群(SIRS)は、以下の項目[ 1.体温>38℃または<36℃、 2.心拍数>90 /分、3.呼吸数>20 /分またはPaCO2<32 Torr、 4.末梢血白血球数>12,000 /μlまたは<4,000 /μl,あるいは未熟型白血球>10% ]のうち2項目以上を満たす場合に診断されます。
 真菌症とは、ヒトに病原性を示す一部の真菌が引き起こした感染症のことです。真菌とは真核微生物の一種で、この中にはカビなどが含まれていますが、ヒトに感染を起こすものはごく一部です。一般に免疫機能が正常であれば、真菌症の発症は稀だとされています。ただし、免疫機能が低下している場合などは、真菌が肺や肝臓などの臓器に入り込んで感染を生じ、重症化する場合があります。当院での真菌症の症例数は10件に満たなかったため数値の表示を差し控えています。
 手術・処置などの合併症は、診療上で手術や処置などを施行するのに伴い一定の割合で発生してしまう病態です。主なものとして手術後の出血や創部の感染症などが挙げられます。手術・処置に伴う合併症は必ず発生するわけではありませんが、どんな手術・処置でも起こる可能性があるもので医療ミスとは異なります。
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